車の凹みを自分で直す

用意したい道具はコレ

車の凹みは、修理業者に依頼すると意外と高額な修理となってしまうため、気になるけれど放置しているという人は意外と多いものです。
しかし凹みを放置するとそこからサビが発生してしまう可能性がありますし、修理代はどんどん高くなってしまいます。
そのため、そうなる前の段階でさっと凹みを修理するのが得策なのです。

車の凹みは、小さなものならDIYで直すことも可能です。
状態によって必要なアイテムは異なりますが、用意すると便利なアイテムには冷却スプレーやハンマー、吸盤などがあります。
その他にも、車の金属部分を柔らかくするために使うドライヤーや軍手、また表面を磨くためのクロスなども準備しておくと良いでしょう。

車の凹みの直し方

まずはクロスを使って車の凹んでいる部分を噴き上げて、汚れを取り除きます。
汚れが残っていると、熱が伝わる際にムラができてしまったり変色のリスクが高くなってしまいます。

次に、ドライヤーを使って約30分程度熱を加えていきます。
車は金属素材なので、熱を加えることによって柔らかくなり変形しやすくなるのです。
使用するドライヤーは普段髪を乾かす際に使っているタイプでOKですが、使用時間は約30分程度と長めです。
また金属をドライヤーで温める際には、高温となり素手では触れなくなってしまうので、軍手をしてから作業を始めることをおすすめします。

30分程度熱を加えると金属がとても熱くなりますから、そこに冷却スプレーを当てていきます。
金属は、急激に冷えると元の形に戻ろうという性質がはたらき、元通りになります。
冷却スプレーは、急激に冷やす際に活躍してくれるアイテムなのです。
この冷却スプレーを使う際には、超低温の液体を噴射するために缶をさかさまにして噴射するのがおすすめです。

ただしこの作業、1度で凹みが元に戻るとは限りません。
場合によっては、何回もリピートしなければいけない場合もあります。
また、凹みが激しい場合にはリピートしても戻らないこともあります。
その場合には、凹んでいる部分に吸盤を当て、金属が温まっている状態の時に吸盤で引っ張るという作業も効果的です。
吸盤にはいろいろなサイズがあるので、凹みの大きさに合わせて選ぶと良いでしょう。

凹んでいる部分によっては、裏からハンマーでたたいて凹みを直せることもあるでしょう。
その場合には、板金用のハンマーを使って、温めた車の裏側から叩いて凹みを直しましょう。
ただし、ハンマーは力を入れすぎると逆に金属がぼこぼこになってしまうため注意が必要です。

もしも凹みがひどい場合には、パテを使って修理するという方法もあります。
しかし難易度は高くなるので、自信がない人は注意したほうが良いでしょう。
DIYでトライしたけれど修理できなかった時には、修理業者に持ち込んで直してもらうという方法もアリです。