木彫りの作品はお手入れが必要?
木彫りの作品をできるだけ長く良い状態で楽しむには、定期的なお手入れをすることをおすすめします。
まず日常的なお手入れとしては、ホコリを払うという作業があります。
ホコリを放置すると、空気中の水分がそこからしみこみ、木彫りの作品の表面にシミができやすくなってしまいます。
雰囲気が台無しになるだけでなく、見た目も残念になってしまうため、たかがホコリ、されどホコリとして定期的にホコリは払ってあげることをおすすめします。
ホコリを払う作業は、それほど難しくありません。
乾いた布やハタキを使って、表面のホコリを除去すればOKです。
もしも布を使うなら、木彫りの作品の表面に傷をつけないよう柔らかい布を選びましょう。
小さな作品だと、ハタキをかける時にぶつかって落下する危険があるため注意しましょう。
ハタキを使う際に注意するだけでなく、手に木彫りの作品を持ってからハタキをかけるという方法もアリです。
濡れた布は、水分が木の中に入り込んでシミやカビの原因となってしまうほか、変色の原因にもなります。
そのため、あくまでも乾いた柔らかい布を使う用にしてください。
木彫りの作品は飾る場所に注意しよう
木彫りの作品は、紫外線と湿度に弱いという特徴があります。
そのため室内に飾る際にも、できるだけ直射日光が当たらない場所を選ぶほか、風が当たらない場所を選ぶことをおすすめします。
窓際に飾たりたい場合でも、直射日光が当たってしまうと色があせたり変形するリスクが高くなってしまいます。
風が当たらない場所としては、外からの風雨が当たる場所を避けるだけでなく、エアコンの風が当たる場所もできるだけ避けることをおすすめします。
エアコンや暖房の吹き出し口が近くにあると、素材の木が乾燥して割れたりヒビが入ってしまう原因となります。
木彫りの作品はどうやって収納すればよい?
木彫りの作品をシーズンごとに展示したり収納する場合には、収納方法を工夫することによっても木彫りの作品は長く良い状態を維持できます。
収納する際には、上記のようにまず表面のホコリをしっかり払い除いた後で、湿度が高くならないように乾燥材を入れるなどして収納するのが良いでしょう。
湿気は木彫りの作品にとってはNGですが、乾燥しすぎも逆にNGとなるため、その点には注意したいものです。
あまり乾燥している場所で保管すると、出した時に木が割れているリスクが高くなるので要注意です。
またビニール袋に入れての収納は、湿気が内側にこもりやすいという理由でNGです。
木彫りの作品のそのまま収納すると、他のモノとの摩擦で表面に傷がついてしまうかもしれません。
そのため、薄紙で包んでから保管するのがおすすめです。
紙は湿気を吸収してくれる働きもあるので、収納する箱の下に新聞紙や薄紙を敷いてから木彫りの作品の収納するという方法もおすすめです。