靴の修理人「リペアマイスター」はこんな仕事
洋服のリペアをしてくれる職人さんも注目される中、靴の修理人「リペアマイスター」も注目されています。
洋服同様、靴も昔は消耗品的にとらえられていましたが、現代はどういうものでもリサイクル、リユース、リペアして使うのが「今どき」です。
海外の方は高級な靴を購入し大切に修理しながら長く履く方が多いと聞きます。
日本でも今、不必要なものを断捨離し、自分がいとおしいと思うものを長く愛用する方が増えていますので、靴修理人の仕事もこの先増えていくでしょう。
靴の修理人のことをリペアマイスターといいます。
パンプスのヒールを直したり、靴を履きやすく調整したり・・・新しい商品の調整から修理まで対応してくれる職人さんです。
リペアマイスターになるために何が必要?
リペアマイスターになるために特別な資格などは必要ありませんが、靴のことについて、素材、デザイン、また靴の種類などについて理解する必要があります。
最近は靴修理の学校もあり、開業までサポートしてくれる学校もあるので、こうしたところで専門的知識と技術を学ぶのもおすすめです。
靴の知識を学んだら、その後、靴屋や革製品修理業者などに就職し、働きながら靴についてさらに技術、知識を磨きます。
靴の修理を依頼してきた顧客に対し、靴について尋ねられることもありますので、わかりやすく説明できるように会話力を磨いておくのもいいでしょう。
リペアマイスターになるために必要な知識とは
リペアマイスターになるためには、靴に使われている材料工学や金属工学などを学んでおくといいでしょう。
リペアマイスターになるための学校が近くになくても、靴屋で働けば自然とコミュニケーション能力もつくでしょうし、先輩たちが実際に靴を修理しているところなど見ることができれば、それも学びになります。
高校を卒業し、靴の学校に行けるようならそこに専門知識を学び、大学に進学するなら、材料工学や金属工学を学びます。
大学で学んでいる間に靴屋さんで働けるようなら、バイトして靴修理の道具など、ちょっと使えるようになっておくといいでしょう。
リペアマイスターはどんな人が向いている?就職先は?
リペアマイスターは靴を修理、調整する仕事です。
修理にしても調整にしても、根気よく、お客様の要望にこたえなければなりません。
手先が器用でコツコツと努力できる人、物事を突き詰める気持ちのある人が向いています。
就職先としては靴屋のほか革製品の修理業者やリサイクル業者などが挙げられます。
大手靴店や大手修理店などに就職すれば、研修制度なども充実しているので、高い技術を身に着けられるでしょう。
また最近はスーパーなどに修理ブースを設けるチェーン店などもあります。