壁に空いた穴を補修する

壁に穴を空けてしまったらすぐ補修

家具を移動していて、壁に穴を開けてしまうのは珍しいことではありません。
また、子供が遊んでいて、おもちゃを壁に投げつけて穴が開いてしまうことなどもあります。
いずれにしろ、壁に穴が開いてしまったらすぐに補修することが大切です。
特に賃貸の場合、すぐに補修しておかないと、部屋を明け渡す際に補修費を請求されることがありますので注意しましょう。

また、壁に空いた穴をそのままにしておくと、ヒメアリやルリアリ、ゴキブリなどの害虫がそこから侵入してくることがあります。
特にルリアリは、電化製品の中に巣を作ってしまうと、ルリアリが分泌する成分によって電子回路や基板などにトラブルが生じてしまうことがあります。
万が一地震が起きた際に壁の穴を補修しておかないと、そこから亀裂が入ってしまう危険性があります。

壁穴の補修に必要な道具

壁に穴が開いた場合には、業者に頼んで修復してもらうこともできますし、器用な人ならDIYで補修することも可能です。
DIYで補修できるのは、壁の穴の大きさがこぶしよりも小さい場合です。
こぶしよりも大きな穴に関しては、専門業者に補修を頼んだほうが安全でしょう。

また、クロスがどの程度破れているかによっても、DIYできるかどうかが違ってきます。
クロスは住宅の壁や天井などに使用される壁紙のことで、紙製の他にビニール製などいくつかの種類があります。
クロスが大きく破れているのでなければ、まず最初に下地を補修した後で、クロスを貼り合わせることになります。

壁の穴を補修する道具や素材は、ホームセンターで簡単に手に入れることができます。
壁穴補修に必要な道具・素材としては、紙粘土や壁紙補修用シールの他に室内壁補修用パテ、カッター、紙やすりなどです。
画鋲を刺した後を補修したいのであれば、爪楊枝を使うのも便利です。
こぶし程度の大きさの穴が開いている場合には、リペアプレートなどを使用する必要があります。
この他にパテとパテベラ、糊つきの補修用壁紙、サンドペーパー、ローラーなども準備しなければなりません。

壁穴の補修方法

壁穴の補修はそれほど難しいものではありませんので、休日に子供と一緒に試してみるのもいいかもしれません。
まず画鋲の跡などといった小さな穴に関しては、穴の部分に紙粘土を乗せてよく塗りこみ、穴からはみ出た紙粘土は取り除きます。
このとき、爪楊枝で形を整えるようにするときれいに仕上がります。

もう少し大きな穴に関しては、爪楊枝の代わりに綿棒で形を整えると、きれいにできます。
こぶしサイズに開いた穴に関しては、パテとリペアプレートを使い、大工のように作業することになります。
サンドペーパーを丁寧にかけることによって、プロ並みの仕上がりが期待できます。