フローリングの傷が気になる!補修はできるの?
自宅のフローリング、入居したころは綺麗でも年数が経過するとどうしても傷んできてしまいます。モノを落として傷がついたり、家具を移動させて傷がついたりと様々な原因でフローリングの床は傷みます。この傷は治すことができるのでしょうか。結論から言うと、フローリングの床は補修することができます。そして、補修するアイテムは市販されているので、自分で行うこともできるのです。では、どのようにすればフローリングの床を綺麗に補修できるのでしょうか。
フローリングを補修するために必要な道具とは?
フローリングの床を補修するために必要な道具は、床の傷を埋める充填剤と充填剤を溶かすためのホットナイフ、充填したあとに床をならすゴシゴシスクレーバー、スクレーバーの掃除をするヘラなどです。最低でもこれら4つは必要となるので、キットにしてセット販売されていることも多いです。セット販売されている場合は、充填剤の色に注意してください。床の色味と違うと補修した部分だけかなり目立ってしまいます。
フローリングの補修の仕方は?
では、実際にフローリングを補修する場合、どのような手順で行うのでしょうか。ここでは、フローリングの床を補修する手順をまとめておきます。まず充填剤をホットナイフで溶かします。ホットナイフの電源を入れると、先端が熱くなってきます。高温になったら充填剤に充てて溶かしながら使う分を削り取ります。充填剤は溶けるとサラサラになるので、そのまま補修したい部分に近づけて隙間を埋めていきましょう。流し込んだ後、1分から2分くらいで少し固まってきます。この時、やや盛り上がりがある仕上がりになってしまっているので、その部分は、ゴシゴシスクレーバーを使用して削ってください。床の高さに合わせて削り取ることで凸凹がなくなりフラットな状態となります。
フローリングの補修を綺麗にするコツとは?
初めてフローリングの補修を行う場合、思うようにできない、綺麗に仕上がらないというような悩みが出てくるものです。できるだけ綺麗に仕上げたい場合は、次にお伝えするコツも実践してみてください。まず充填剤を削る前に、しっかりとかためてしまうことをおすすめします。1分から2分でかたまりますが、まだかたまっていない状態で削ってしまうと、充填剤が薄く伸ばされてしまい綺麗に傷を隠すことができなくなってしまうからです。しっかりかたまっていれば、スクレーバーでごしごししても薄くなってしまうことはありません。それから、補修する箇所の色を見て、複数の充填剤を混ぜて色味を合わせるというのも綺麗に仕上げるコツです。よりフローリングの色に近づけることができれば、補修していることも分かりにくいでしょう。フローリングのセルフ補修は、意外と簡単にできるものです。ちょっとした傷でもあるのとないのとでは、フローリングの綺麗さが違います。コツを抑えて挑戦してみてください。