OSB合板とは
DIYで活躍するシーンが多いOSB合板は、Oriented Strand Boardの略で、細かく破片状にした木材を重ねて作られたという特徴があります。
デザイン性が高く、塗装をしなくても内装材としてカッコいい外見に仕上がるという点でDIYで高い人気があります。
OSB合板はもともと住宅の構造に使われる材料で、ホームセンターなどでは強度や耐久性が高い構造用パネルとして販売されているものもあれば、内装用として販売されているものもあります。
木材合板の構造という点では同じですが、内装用のものは表面にサンダーをかけて滑らかに仕上がっているなど、構造用のものよりも内装に適した使用感となっている点が特徴です。
OSB合板の活用方法
OSB合板は、幅広いDIYで活躍してくれます。
例えば間仕切りのパーティションをDIYで作るなら、大きなサイズで吸音性に優れたOSB合板は、大活躍してくれるでしょう。
また強度がある合板なので、棚やスタンドを作る際にもおすすめです。
木材の美しい見た目には和の雰囲気があり、和室のリノベーションにも活躍してくれる素材と言えます。
OSB合板を使う際の注意点
OSB合板を使う際にはいくつか注意点があります。
1つ目の注意点は、この合板には表面と裏面があるという点です。
基本的にどちらを使っても問題はありませんが、表面の方がサンダーで表面がツルツルになっており、肌に触れても痛くありません。
ただし、切断面や裏面は木片に触れると痛いですし肌に傷をつけてしまうため、作業の際にはグローブを使うことをおすすめします。
もしも木片が肌に刺さってけがをするリスクを最小限に抑えるなら、切断面及び裏面に電動サンダーをかけてツルツルにしておくと取り扱いやすくなります。
2つ目の注意点は、切断する際には破片が飛び散るという点です。
丸ノコなど電動のこぎりを使う場合、破片が飛び散るので安全ゴーグルは必要不可欠なアイテムです。
この破片が顔に当たると痛いですし、目に入ると大変です。
3つ目の注意点は、OSB合板は意外と重量があるという点です。
木片を重ねて作っており、薄めの9mmタイプを選んでもかなり重いです。
壁材のように立てかけて作業する場合には、重力があってもそれほど負担にならないかもしれません。
しかし、天井材などとして使う場合には、1人では作業が難しいレベルに腕力が必要となります。
4つ目の注意点は、OSB合板は水に弱いため、内装に使うことはできても外装には適していないという点が挙げられます。
見た目がおしゃれなのでウッドデッキの表面材として使おうと考える人は多いのですが、風雨にさらされる場所での使用は控えるのが安心です。
濡れない場所を大前提としましょう。