小さな穴の補修方法
バイクを持っている人なら、シートにできた小さな穴に頭を悩ませたことは何度もあるはずです。
愛車をどんなに丁寧に扱っていたとしても、バイクのシートというのは消耗品ですから、毎日乗っているうちにどうしても傷がついたり、穴が空いたりしてしまうことがあります。
バイクのシートというのは意外に高く、バイクショップで張り替えをしてもらうと7,000円前後のお金がかかります。
ですから、ほんのちょっとの小さな穴であれば、できる限りは自分で補修をしたいものです。
シートに空いた小さな穴を補修せずそのまま放置しておくと、雨水が入り込んで内部のスポンジが腐食してしまう心配もありますし、穴の部分から避けてしまう可能性もあります。
シートの穴を補修するのに必要な材料
シートの穴を補修するには、マスキングテープと靴底用の黒いゴムのりを使用します。
まず最初に、マスキングテープを使って穴の周囲を養生します。
マスキングテープで穴を囲い終わったら、ゴムのりを穴の中に埋め込むように塗りましょう。
ゴムのりにはヘラが付属でついていますので、ヘラを使って余分なゴムのりは取り除きます。
ゴムのりが完全に硬化するまで、24時間ほど放置し、24時間たったらマスキングテープを剥がして作業は終了です。
この方法で補修ができるのは、10mm前後の穴より小さいものです。
ゴムのり以外に、「粘着剤付合皮補修シート」もおすすめです。
この補修シートは切って貼るだけの簡単なもので、柔軟性があり、粘着性が強いのが特徴です。
お値段のほうは200×130mmが1枚で660円ですから、全体を張り替えることを考えればかなりリーズナブルです。
切り傷の場合
もうひとつ、バイクのシートに切り傷がある場合には、100均で売っているリメイクシートなどを使用するのがおすすめです。
切り傷をそのままにしておくと雨水が中に入り込む心配があるのはもちろんのこと、バイクに乗るたびに傷が大きくなっていく可能性があります。
リメイクシートは穴の部分に上から貼るだけなので、バイクのメンテナンスをするのが苦手な人でも、簡単に作業ができます。
リメイクシートを切り傷の長さに合わせて少し大きめに切り、貼った後は上からよく押して圧着させるだけですので、とても簡単です。
シートを貼る前は、シートに付着している汚れや脂分などをしっかりきれいにしておくことを忘れないようにしましょう。
リメイクシートは防水性にも優れているので、雨に降られても中に雨水が染み込む心配もありません。
見た目は自分で補修をしたことが明らかですが、応急処置としては十分な仕上がりです。
傷ができたり穴が開いたりするたびにシートを交換できない人にとっては、役に立つアイテムです。