ウエストゴムの交換に必要なアイテム
子供服やパジャマのパンツは、ウエスト部分がゴムになっているものが多くあります。
これらのアイテムはゴムを通す穴が開いていないものが多く、ゴムが伸びてしまうと布の部分はまだ丈夫なのに着れなくなってしまうという事態が起こりかねません。
そんな時、ウエストゴムの交換方法を知っていると、服をより長く着ることが可能となります。
ウエストゴムの交換には、ミシンなどは必要ありませんし、裁縫に関して特別なスキルは必要ありません。
そのため、誰でも気軽に挑戦できる作業と言えます。
ウエストゴムを交換する際に必要なアイテムの1つ目は、交換する新しいゴムです。
ゴムにもいろいろなタイプがありますが、伸びてしまったゴムと同じ幅の平ゴムを準備しておくと良いでしょう。
2つ目のアイテムはリッパーで、これは、縫い付けられているミシンの縫い目をほどく際に活躍してくれるアイテムです。
3つ目のアイテムはゴム通しですが、ゴムをひっかけて通す目的で使うため、大きめの安全ピンなどで代用することも可能です。
ウエストゴムの交換方法
まず、ゴムの縫い目を2cm程度ほどきます。
基本的に裏側ならどこからほどいても良いのですが、目立たない部分の方が、仕上がりが良くなります。
多くの場合には、パンツのサイド部分に近い所をほどく人が多いです。
ミシンの縫い目は細かいため、誤って布を切ってしまわなように気を付けましょう。
リッパーを使うと縫い目をひっかけながら糸を切れるので、簡単かつ時短で縫い目をほどけます。
2cm程度の縫い目をほどくと中にゴムが見えますから、このゴムを抜き取りましょう。
既製品のパンツに入っているゴムは内側で縫い込まれていることが多いため、抜き取る際にはハサミでゴムをカットしてから抜くのがおすすめです。
古いゴムを抜き取ったら、新ゴムを入れていきます。
この時、新しいゴムの長さをあらかじめカットしてから入れたほうが、ゴムを入れてからの作業が楽になります。
新ゴムの長さは古いゴムの長さと比較しながら決めれば良いですが、重なる部分として2~3cmぐらい長めに確保しておくと、きつすぎずに仕上がります。
ゴムを通す際には、平ゴムが中でねじれてしまわないように注意しながら行いましょう。
ゴムが一周したら、平ゴムを数センチ重ねて両端を縫い付けます。
両端を手縫いで縫い付けても着用中に縫い目が外れてしまう心配はありませんが、気になる人は縫い目を細かくしてしっかり縫い付けることをおすすめします。
まだまだ傷んでいないのにゴムだけが原因で履けなくなったパンツがある場合、捨てるのはもったいないですから、このリペアをぜひ試してみてください。